給湯器からお湯が出ない場合
給湯器からお湯が出ない場合は下記をチェック!
給湯器からお湯が出ない場合は、原因によって対処方法が異なってきます。
下記の中から該当するものをチェックして、適切な方法をお試しください。
給湯器からお湯が出ない場合の主な原因
□蛇口を開いて水は出るが、お湯が出ない(【ガス給湯器】 ガスが遮断している)
→ 対処方法Aへ
□蛇口を開いて水は出るが、お湯が出ない(【石油給湯器】 灯油切れ)
→ 対処方法Bへ
□蛇口を開いて、お水もお湯も出ない(配管の凍結)
→ 対処方法Cへ
□蛇口を開いて、お水もお湯も出ない(給水バルブの開け忘れ)
→ 対処方法Dへ
□蛇口を開いて、お湯が出ない(機器の故障)
→ 対処方法Eへ
□特定の蛇口だけお湯が出ない。(水栓の不具合)
→ 対処方法Fへ
対処方法A 【ガス給湯器】 ガスが遮断している
1.何らかの原因でガスメーターが遮断している場合。
ガスメーターを確認してください。赤い点滅をしている時は、何らかの原因でガスが遮断していることが考えられます。その場合は、ガス栓を閉めた後、ガスメーターの復旧ボタンを1回押して、そのまま20秒~1分程度待ってください。(ガスメーターの種類によって待つ時間が異なります)点滅が消えたのを確認して、ガス栓を開いて器具をご使用ください。再度ガスが遮断する場合は、ガス漏えいの可能性がありますので、ガス供給会社にご連絡をしてください。
LPガス(プロパンガス)をご利用で、ガス切れしている場合もお湯が出ません。その場合は、ガス供給会社にご連絡願います。
※ガスが遮断している場合は、リモコンに「111」などのエラーコードが出る場合があります。
対処方法B 【石油給湯器】 灯油切れ
石油給湯器の場合、オイルタンクの中の灯油が無くなってしまいますとお湯がでません。灯油を入れてご使用ください。
対処方法C 配管の凍結
給湯器に結ばれている配管の凍結は、配管の中の水が凍って詰まってしまうために起きる現象です。寒冷地の場合は、もともと配管の凍結を防止するための凍結防止ヒーターが設置されていることが多いものの、通常では氷点下以下にならないような地域では、充分な凍結防止対策をしていないことが多く、突然の寒波の襲来などで凍結が発生する場合があります。給湯器に入ってくる水が凍結で詰まってしまいますと、燃焼しないためお湯が作れません。(電気式の機器の場合も、タンクに水が入らなくなるため、同様にお湯が作れません)
配管が凍結してしまった場合は、下記をお試しください。
配管が凍ってしまった場合
凍った配管にお湯をかける、もしくはドライヤーで温めて溶かしてください。ただし、あまりにも熱いお湯をかけてしまいますと、急激な温度変化により配管が損傷してしまう可能性がありますので、50℃程度までのお湯をかけるようにお願いします。(沸騰したお湯は絶対にかけないでください)なお、お湯をかけた後に配管の周りに水が溜まってしまいますので、翌日に気温が下がった場合は、その水が凍ってしまうこともありますので、注意が必要です。ドライヤーを使って溶かすのが最も良い方法ですが、電源をどこから取るかの問題があります。
配管の凍結予防について
寒波が来るなどが予測される場合は、もったいないようにも思えますが、水は止まっていると凍りやすく、流れていると凍りにくくなりますので、お風呂の蛇口から割り箸一本程度の水を出しておくことが有効です。
対処方法D 給水バルブの開け忘れ
何らかの原因で給湯器に接続されている給水バルブが閉まっていますと、お湯も水も出ません。
バルブを開けてご使用ください。
対処方法E 機器の故障
給湯器は長く使用していると、経年劣化により様々な部品が不具合を起こし、お湯が出なくなってしまうことがあります。最近の給湯器の場合は、リモコンにエラーコードが表示されるようになっていますので、表示されたエラーコードによって、どの部分が不具合を起こしているかある程度判断することができます。
表示されているエラーコードの内容によって、対処方法が変わってきますので、詳しくは下記のエラーコード一覧よりご確認願います。
エラーコード一覧はこちら
★エラーコードが出ている場合や、何らかの原因でお湯が出ない場合など、給湯器本体のコンセントを抜き差しすることによって、基板がリセットされて不具合が解除される場合もありますので、まずは電源の抜き差しを一度お試しください。
(マンション等の集合住宅の場合は、電源が直結されていて、電源コンセントの抜き差しが出来ないこともあります。その場合は、ブレーカーのON/OFFをしていただく形になります。)
対処方法F 水栓の不具合
給湯器は、設定温度のお湯一種類しか作れませんので、特定の水栓のみお湯が出なかったり、お湯の温度が低いなどの現象があった場合は、水栓の不具合が考えられます。
2バルブタイプの水栓の場合は、お湯側の配管や水栓のお湯側の部品が詰まっていたり、サーモスタット水栓の場合は、水栓内の形状記憶合金等の部品の不具合が考えられます。
この場合は、水栓の修理もしくは交換が必要になります。