家庭内で使用されるエネルギーの多くを給湯が占めています。給湯部分を省エネ化することにより、家庭からの環境負荷を大幅にカットすることが期待できます。
東日本大震災発生後、年数の経過とともに意識の変化が表れてきています。
ハイブリッド給湯器
ハイブリッド給湯器は電気の良いところである効率とガスの良いところである瞬発力を合わせもった機器。給湯一次エネルギー消費量が最も少ない給湯器として、住宅の省エネ化に大きく貢献します。
電気のヒートポンプは少ない電気量で効率良くお湯を沸かします。ハイブリッド給湯器に内蔵されているエコジョーズは、使いたい時にいつでも十分な給湯を実現。
これまでエコキュートであった、途中でお湯が無くなるといった問題もハイブリッド給湯器なら解決します。
*一次エネルギーとは
石炭や石油、天然ガスなど自然界に存在しているままの形状で得られるエネルギーのこと。一次エネルギー効率は最終エネルギー消費をまかなうために利用されたエネルギー量を、投入された一次エネルギーの量に換算した効率です。
環境性
家庭で使われるエネルギー用途のうち給湯が約28%、暖房を合わせると約55%を占めています。ハイブリッド給湯器は、この2つのエネルギー消費において、優れた省エネ、環境性を発揮します。
ハイブリッド給湯器は、従来のガス給湯器と比べて、約50%ものCO2排出量を削減し、地球環境の保全に貢献します。
省エネ性
最高レベルの給湯一次エネルギー効率を実現。
省エネ設備の評価基準となる一次エネルギー効率において、最高レベル125〜156%を達成。エコキュートの一次エネルギー効率107%を大きく上回る効率を実現しています。
経済性
ハイブリッド給湯器の最大のメリットは、優れた経済性と言えます。少ないエネルギーでお湯をつくることが出来るので、給湯の年間ランニングコストは従来比の半分以下。
石油給湯機や電気温水器と比較してもランニングコストの削減が可能です。
太陽光発電でもお得
太陽光発電は電気の自給自足ができるだけでなく、余った電気を電力会社に売ることができることも大きな魅力です。売電は、通常購入している電気よりも高く買ってもらうことができるので、日中にたくさんの電気を作り、できるだけ使わずにそのまま電力会社に売ることが最もお得な方法です。
しかし、オール電化の暮らしはすべての熱源が電気になるため、電気の使用量が増え、売電量が減少し、太陽光発電の魅力を最大限に活用することが出来なくなります。
ハイブリッド給湯器なら、電気の使用量は最小限なので、余った分が売電出来ます。
通常お湯を使う時はヒートポンプで沸かしたお湯を使い、タンク内のお湯が無くなった場合は、内蔵のエコジョーズがバックアップします。 また、複数個所で同時にお湯を使う場合は、タンク内のお湯に加えて、エコジョーズで作ったお湯を給湯します。
なお、床暖房で使用する場合は、立ち上がりはエコジョーズで素早く部屋を暖め、定常時は主にヒートポンプで沸かしたお湯を循環して室温を維持します。ハイブリッドだから床暖房の快適性と光熱費の削減を両立出来ます。
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太陽熱利用ガス温水システム SOLAMO(ソラモ)
空から降り注ぐ太陽の恵みをお風呂や給湯で活用する太陽熱利用ガス温水システム「SOLAMO(ソラモ)」。
環境性に優れた太陽エネルギーと環境性と利便性を兼ね備えたガス給湯器を組み合わせることで、エコで経済的、そして快適な暮らしが実現できます。
「SOLAMO(ソラモ)」は、屋根に設置した高い効率の「集熱器」で太陽熱を吸収。その熱で地上に設置した貯湯タンクの中の水を温めてお湯にし、給湯やお風呂などに利用するシステムです。天気が悪い場合でも、内蔵した24号のエコジョーズがお湯をつくるので安心です。
エコジョーズ(潜熱回収型 高効率ガス給湯器)
エコジョーズとは、今まで利用せずに排気していた高温(約200℃)の燃焼ガスを再利用し、水をあらかじめ温めた後に加熱して温水を作り出すガス給湯器。従来タイプに比べて少ないガス消費量でエネルギーを無駄にすることなく、高い熱効率を実現した給湯器で、CO2排出量を約13~15%削減でき、地球にやさしく、使用するガスの使用量も低減できるので、ガス料金も節約できます。
排出ガスの温度も低くなりますので、やけどなどの心配も少なくなります。