日本のお風呂文化
お風呂は日本人の日課であり、一日の疲れを癒すのに欠かすことが出来ない重要な住宅設備となっています。
こちらでは日本のお風呂文化について考えていきたいと思います。
お風呂好きな日本
日本人は昔からお風呂との関係がとても深く世界一お風呂好きといわれています。日本人とお風呂の関係を示すことの一つとして、日本にはお風呂を題材とする作品が数多く存在するということです。江戸時代の人々の暮らしをいきいきと表した古典文学の「浮世風呂」がその代表作品で、「ふろしき」や「浴衣」などの言葉もお風呂に関する品物から生まれました。
お風呂の始まり
火山国である日本列島は全国各地に温泉が湧き出しており、昔から温泉に入浴していました。
単に体を洗うだけではなく、入浴するようになったのは6世紀に渡来した仏教の沐浴が始まりのようです。
仏教では入浴することは七病を除き、七福が得られるという教えもあったことから入浴は健康に良いと理解されていました。このことから、お風呂に入って入浴することが始まったとされています。
お風呂文化の変化
お風呂文化は江戸時代に大きく変化することとなりました。安土桃山時代の終わり頃には銭湯が出現し、多くの人々が銭湯を楽しみました。この頃の銭湯はまだ蒸し風呂の形式でしたが、江戸時代の初期には肩まであるたっぷりの湯に浸かる据え風呂が登場しました。据え風呂が登場したことから銭湯の様式も大きく変化しています。