ガス給湯器メーカーの比較・機能の違いや選び方を解説
【目次】
こちらではガス給湯器メーカーの比較・機能の違いや選び方を解説いたします。
給湯器メーカーおすすめ4社の強みを比較！
リンナイの強み
リンナイの強みは何と言っても、グローバル企業としての長い歴史です。1970年代に海外初の製造拠点となる台湾を皮切りに、アメリカや韓国、オーストラリア、ブラジルなどに次々と海外拠点を設立しました。早い時期からリンナイが海外進出をした理由には、リンナイの基本方針にあります。リンナイでは各国の食・住文化の向上に貢献すること、「現地社会への貢献」を基本方針に掲げ事業展開を行っています。そのため、品質や物づくりに対する姿勢はグループ全体で統一されていますが日本流をそのまま展開するのではなく、その国や地域、生活様式やエネルギー政策にマッチした運営方法を導入しています。このような「地産地消」のスタイルが海外からのリンナイブランドへの評価に繋がり、現在では10ヶ国で現地生産を行っています。もちろん、その評価の高さは海外だけでなく国内においても同様です。
また、「品質こそ我らが命」を原点思想に掲げ、「熱を通じて快適な暮らしを社会に提供」することに取り組んでいます。
ノーリツの強み
ノーリツの強みと言えば、「エコ・ファースト企業」としてすべての製品分野で省エネルギーに取り組んでいることが挙げられます。他社でも生産しているエコジョーズにおいてもノーリツ製品は細かなところまで省エネ性能を追求しています。省エネに力を入れるばかりではなく、UV（紫外線）やオゾン水で除菌が出来る機能をもった給湯器の販売など、快適性にも力を入れている企業です。1990年代からは海外にも進出し現在では世界17ヶ国で事業展開。「お風呂は人を幸せにする」という創業の原点のもとに、「お湯をつくる」「住まいづくりに貢献する」「温かさをつくる」ことで社会に貢献している企業です。
パロマの強み
パロマの強みと言えば、国内にある磐石の経営基盤ではないでしょうか。パロマの創業は明治44年となっており、創業から100年以上の歴史があります。100年以上の歴史を積み重ねてきたパロマは現在、国内に約80拠点もの営業所があります。そうした国内に磐石な経営基盤があるからこそ、事業所を海外拠点にも増やすことが可能になっています。また、パロマの強みと言えば、技術の高さも注目すべき点です。
調理油過熱防止装置や不完全燃焼防止装置を生み出したのはパロマであり、燃焼熱効率96%というのは世界でもトップクラスの数字になっています。この技術の高さは100年以上の歴史の中で培われたもので、現在の開発においても継承されています。また、最近では米国の給湯器トップメーカーのリームマニュファクチャリング社をグループ傘下にしており、アメリカ、メキシコ、カナダ、オーストラリア、 ニュージーランド、中国等に工場を持ちグローバルに事業展開をしています。
パーパスの強み
パーパスの強みと言えば商品開発力にあります。現在広く国内に普及しているエコジョーズを最初に開発したのはパーパス社。現在多くの家庭に普及しているインターホンを最初に開発したのもパーパス社です。また、その商品力から大阪ガスの「ウィズガス商品ヒット賞」、「品質大賞」、日本ガス協会の「技術賞」など様々な賞を受賞している技術力の優れた会社です。また、業務用の給湯機器分野においてパーパス製品を採用している飲食店が多くあるのも優れた商品力によるものです。
給湯器メーカーの選び方
ガス給湯器は、入浴や料理、洗顔といった日々の生活で欠かせない役割を担っており、様々な種類が市場に出回っています。快適な生活を実現させるためには、適切な給湯器を選ぶことが大切です。現在ガス給湯器は、主にリンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパス、長府製作所などのメーカーが製造していますが、細かい機能の違いはあるものの給湯能力はどのメーカーも大きくは変わりません。そのため、本体やリモコンのデザイン、細かい機能の違いでメーカー選びをすると良いでしょう。
リンナイのリモコンデザインと特徴
リンナイ リモコン MC-332VC-W＋ BC-332VC-W
リンナイのリモコンには「Colorシリーズ332タイプ」、「Smartシリーズ300タイプ」、「Universalシリーズ200タイプ」、「Simpleシリーズ100タイプ」などがあり、ライフスタイルに合わせてお選びいただけます。
リンナイ製給湯器の特徴としては、リンナイ独自のお湯を白濁化するマイクロバブル機能をもった給湯器や給湯器を交換するだけで給湯器がつながっている蛇口は家中すべてウルトラファインバブルになる給湯器もラインナップ。これまでにない新しい入浴体験ができます。
ノーリツのリモコンデザインと特徴
ノーリツ リモコン RC-K001EW
ノーリツのRC-K001EWシリーズの台所リモコンは、カラータッチパネルを採用して、インテリアや気分に合わせて背景を選ぶことが出来ます。また、「見守り」機能も付いているので、同居者の浴室への入室状況、浴槽への入浴・退浴も確認でき、設定した入浴時間を過ぎるとアプリでお知らせします。
ノーリツ製給湯器の特徴としては、UV除菌で浴槽内の残り湯をキレイにしたり、オゾン水配管クリーンで配管をキレイにする機能をもった給湯器もあります。また、スマート配管クリーン機能がある給湯器では、入浴人数、ふろ湯温、気温からふろ配管の汚れを想定して賢くふろ配管をキレイにします。
パロマのリモコンデザインと特徴
パロマ リモコン MFC-E226D
パロマの次世代エネルックリモコン「フェリモ」シリーズのリモコンMFC-E226Dは、業界トップクラスの奥行18mmの薄さでスタイリッシュに住空間と調和します。
パロマ製給湯器の特徴としては、多くの製品で塩害対応塗装を施しているため、サビに強く永く美しい状態を保てます。また、壁面火災防止装置を搭載し、万が一の異常燃焼が起きた際も、より早く・確実に・もれなく異常を検出して燃焼を停止しますので、安心してご利用いただけます。
パーパスのリモコンデザインと特徴
パーパス リモコン TC-900Z-WID
パーパスのリモコンTC-900Z-WIDは、使うときだけ輝くステルスリモコン。未使用時は設置空間にひっそりと調和し、電源を入れるとリモコンボディに文字が浮かび上がる斬新なデザインです。
パーパス製給湯器の特徴としては、FLashシリーズの給湯器では最小号数0.1号、最低流量1.9L/分を実現。最近流行りのファインバブルが出る節水型シャワーなどでもストレスなく給湯器がご使用いただけます。
給湯器メーカーに関するよくある質問
今の給湯器と違うメーカーの給湯器に交換できるの？
戸建住宅の場合は、違うメーカーの給湯器に交換できる場合が多いですが、マンションの玄関脇のパイプスペースに給湯器が設置されている場合は、給湯器の大きさや取付ピッチ、排気筒の位置などの関係から、メーカーを変えることが出来ない場合もあります。現地調査をさせていただければ、他メーカーの給湯器への交換の可否も判断できますので、お気軽に湯ドクターにご相談ください。
人気のある給湯器メーカーは？
給湯器は建物を新築する時に最初に設置しますが、その地域の建設会社や設備会社、ガス会社などがどのメーカーを採用するかで人気の高い給湯器メーカーが変わってきます。そのため各メーカーのその地域での営業力の差によってシェアも変わってきます。リンナイやノーリツなどのメーカーは全国的に普及率が高いですが、パーパス製給湯器は本社を構える静岡県内や九州などで普及率が高いです。また、パロマは本社を構える愛知県の他に九州でも比較的シェアが高いです。全国的なシェアをみてみますと、リンナイとノーリツがそれぞれ40%前後、その他メーカーが約20%というデータがあります。
メーカーによって保証期間やアフターサービス体制は違うの？
給湯器のメーカー保証は、どのメーカーも同様になり、BL品（財団法人ベターリビングが認定した給湯器）は２年保証、非BL品は１年保証になります。また、各メーカー共に通常のメーカー保証の他に延長保証制度を設けており、５年~10年まで保証を伸ばすことができます（有償になります）。なお、湯ドクターではガス給湯器の場合、7年間のメーカー保証をお付けしています。
アフターサービスは、どのメーカーも365日24時間修理受付をしていますが、万が一の故障の際は最寄のサービス拠点から訪問する形になるため、サービス拠点から離れた地域の場合は、訪問までお時間が掛かる場合があります。
どのメーカーが一番良い？
給湯器を選ぶ際は、給湯器の性能、機能、アフターサービス、デザイン、価格、耐久性など考慮することが多くあります。湯ドクターとしては、リンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパス共におすすめできるメーカーです。お気に入りの機能があるメーカーや、本体やリモコンのデザイン、使い勝手などを考慮してメーカーを選ぶと良いでしょう。
どのメーカーが一番安い？
湯ドクターでは各メーカーの給湯器を取扱っていますが、給湯器の種類によって割引率が変わってきます。また、タイミングによっては通常の販売価格よりお安くできるキャンペーンを行うこともあります。そのため、どのメーカーが安いとは一概に言えませんが、お問合せをいただければ最適な給湯器をご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。
